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infected dream

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夏目漱石

先週の話。
吉祥寺のタリーズの屋上は、天気のいい日は気持ちいい。
本を持って、リラックス。

女子大学生が二人。
「ほんと、みんなやばいよ〜。日本人イラク人質事件しらないんだよ、ケイコったら〜。」
「みんな、やばいよね〜。ユウコなんてこの間さ、凄いこというんだよ。
<え〜夏目漱石って実在の人物なの?しらなかった〜、お札のキャラクターだとおもってた〜>だって〜」爆


後ろ向きでしたが、僕の肩はぷるぷるしていたと思います。
お腹がひくひくして、死にそうでした。
お札のキャラクターってなんやねん!

いや〜。日本はどうなっちゃうでしょう。
# by kkkr | 2004-12-03 00:00

昨日は、プリムロウズのリハでした。

 12月のライブは、前回のヒロシ君が都合悪く、富士森さんというドラマーを迎えてのライブになります。シンセベースに佐々木亨君、ギターに永田君。今回も4人です。富士森さんは、レーベル、クルーエルの人達、タンバリンズなどのサポートなどもしておられたそうです。ドラムを始めたきっかけは、大学のビッグバンドジャズのドラムとしてということで、個性派ですね。横山功志、ひろし君、ともに個性豊かなドラマーだったのですが、富士森さんも、かなりの個性派です。まだ、3時間だけのお見合い的リハーサルでしたが、とても楽しかったです。外見どおり、とってもクールで、なんか知性を感じるような感じのプレイ。そして、ちらっと見せた熱い感じ。、どんな、プリムになるんでしょう。楽しみです。
# by kkkr | 2004-11-28 01:57

ファンタスティポ

久々の日記を・・・

映画の音楽をまた一山越えました。
映画のタイトルは「ファンタスティポ」。
なんとジャニーズ、キンキキッズの堂本剛、え〜あと、トキオだっけ国分太一が出ています。
 監督が、DIESELの音楽をやったときの映像監督です(ディーゼルのあの作品は、ベスト5にはいったとのこと)。テーマソングを除く映画全体の音楽を最近、相棒と化している佐々木亨氏が担当をしており、そのうちの何曲かを僕が参加、曲提供しているというわけです。ほとんどの曲が、歌はないのですが、2曲だけ、歌入りがあり、そのふたつを作曲、作詞(英語)をしました。女性の声が合うようだったので、岡北有由さんに歌ってもらいました。
 今まで、自分の曲を人に提供したことはあるのですが、日本語の詞がついたり最初からその人のイメージで書いたりと、前提が自分の手から離れていくという感じだったのだけれど、今回は、いわば、マッシブアタックがシンニードに歌を・・・的な感じで、初体験でした。彼女の才能を改めて感じました。来月、ロンドンに渡り、しばらく帰って来ないそうです。
 映画の音楽は、ずっとやりたいと思っていたから、とても楽しい。ジャニーズとプリムロウズ、かなり距離感はあるものの、やってみると、かなりいい感じです。来春公開予定です。ジャニーズ系の映画館での公開ということで、なかなか、行くには勇気がいりそうですが、(もちろん僕は見に行きますが(笑))よかったら、気にとめておいてくださいね。
# by kkkr | 2004-11-25 23:40

降ってきますように・・・

今、来年公開されるある映画の音楽制作に関わっていて、その映画での重要なシーンで使われる曲の英語詞を書かなければならないのです。明日の午後に、ネイティブのチェックをしてもらい、その後、レコーディング。今回は、女性ボーカルでという注文があるので、僕は歌わないんだけれど。
 で、いつものように、ぎりぎりです。朝から、「書かなきゃ、書かなきゃ、、、」と呪文を唱えるように心の中で呟きながら、他のことをしています。掃除とかはじめちゃって、バルコニーまでやっちゃたりします。今日は、雨上がりなのでしていませんが。
 学校時代に、友人で、やらなきゃ行けないことは先に済ませてしまうことのできる人が何人かいました。夏休みの宿題なんか、最初の1週間で済ませてしまう。時には、日記まで。(笑)今でも信じられない。みなさんは、どうですか?
 しかし、こういう状況はいつものことで、いつも「本当に出来るのか!」といつも思うのですが、最後の最後にどっと吹き出てきて、仕上げてしまう。こういう経験の積み重ねが、「いやいや、僕には、出来る。出来る。出来るはず」という呪文のような、自信のようなものになっているのでしょうね。やれる自信があるから、やらないのか、本当に出てこなくて、最後まで、ぎりぎりまで、じたばたしているのかは解らないところ。いつも、降ってくるのを待っているのです。
今日も、降ってきますように。(笑)
降ってきますように・・・_b0060102_1717132.jpg
# by kkkr | 2004-11-12 17:17

Quiet lifeとモーターサイクルダイアリーズ


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もう、15年ほど前に作った曲にQuiet life というのがある。
今日、目にとまった写真集があった。同名。
Quiet life/Cacadu Village,Eastern Ca
著者: 前田春人 出版社:青幻舎

アパルトヘイトにより、土地を奪われた人達が移り住んだ痩せた土地での生活。
ものに溢れた僕らの生活とは、対照的な生活。
厳しい生活を強いられたに違いない老人達の顔は、虐げられたににも関わらず、誇り高い顔をしている。地平線と空の狭間に生きる美しい人達の生活をモノクロームで納めている。

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仕事の時間調節もあったことから、幸せにも見れた映画
モーターサイクルダイアリーズ
これは、キューバ革命のヒーロー、チェ・ゲバラが学生時代の南米バイク旅行時に残した日記が元になった映画。

この映画の主役は、エルネスト(チェの本名)達二人ではないかもしれない。言葉も与えられないで、登場する役の名前さえあるのかどうかわからない、多くの南米の人達。彼らの顔は、明らかに、先進国と呼ばれる国に育った人間にはない顔があった。険しさ?悲しみ?苦しみ?こんな陳腐な言葉では言い表せない表情があった。そして、それらは一瞬、醜く見える。顔を背けたくなる。しかし、背けたくなるのは、そういう表情を見たくないのは、先進国人が蓋をし続けて来た、無視し続けて来たものを直視することからの逃避ではないかと思った。醜いのは、僕の心であって、彼らの顔は美しい。
 最後の最後に現れる老人。彼こそ本物のエルネストの相棒アルベルト。映画の中のアルベルトも魅力的だったが、本物はやはり本物だった。彼の顔に深く刻まれた皺(しわ)は圧倒的だった。

あと、もうひとつ。音楽が最高。


こららの本、映画の中の人達の顔には、深い深い皺(しわ)があった。そして、光り輝く目、頬、額・・・。
以前、東北を旅行したときに、温泉に入ってきた老人の体を見て驚いた。ゴリラのように曲がった腕、背、股。筋肉に覆われていた。顔には、深い皺が刻まれていた。農家の老人だと思う。その体を見たとき、本当に美しいと思った。モデルのような作られた体ではなく、必要に応じて自然的に作られた体。そのことを思い出した。
僕も、あんなに深い皺のある顔を手に入れることが出来るだろうか。
# by kkkr | 2004-11-08 02:18