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因数分解と音楽 - その2

因数分解と音楽 - その2_b0060102_16152455.jpg


昨日、デザイナー、エンジニア、プログラマー....(時にはパン屋さん!?)である、on the flytakuramの緒方壽人くんに、先日アップしたブログ因数分解と音楽 について、そして今考えているアイデアを話した。これまでも、こういうことがやってみたい、と話すとそれならこうすれば良いのですよと、まるでドラえもんのように現実へと結びつけてくれる緒方くん。ここぞと言わんばかりに、ぶつけてみる。

●まず、要望1

『1オクターブを12で分割する世界を圧巻する今の音階から、外れて1オクターブを13で分割した音階を聞いてみたい。』

まだまだ先に、大きな野望はあるのですが、まずは、基本的なことから体験。まず、音階についての基本的な知識、ピタゴラス音律と、平均律、そして、セント、などを軽く緒方くんに説明。

●緒方くん、プログラムを書き始める。

周波数の数学的算出方法は、wikiなどで調査。十二平均律での周波数比を応用、計算式の、12を13に変更することにより、周波数を計算する。
プログラムを書き始める。カチャカチャカチャ...(MacBookAirのキーボードを打つ音)....
そして、数分で、出来上がる。流石、僕のドラえもん!...(失礼)


●聞いてみる。

.....ど、ど#、れ、れ#、み、ふぁ、ふぁ#、そ?、そ#?、ら?、ん?#...んんん....??、ド〜!

かなり、音程にはうるさい方だと僕は思うのだが、半音階で順番に聞いていくと、最初は、気にならない程度。歌などは、この程度は、表現の違い程度の音程差。さすがに、半分を過ぎる頃には、暗い気分になるが、人によっては、これよりもっと酷い鼻歌はざらである。12番目に来た時が、ピークでふつうなら、1オクターブに届いている時間。暗雲とした雰囲気が漂う。そして、13番目に来た時に、急に世界が晴れ渡り、これまで親しんだ、世界へと戻れる感じ。

●和音を聞いてみる。

1と5と8 を同時にならしてみて下さい。とお願いする。
1、5、8とは、12音階メジャーCキーでは、ドミソ。

ジャーン! あ!なんか、気持いい!と口走ってしまう、どこかで聞いたことのある響き。
もちろん、不協和音ではあるのですが、気持ちの良い感じ。自然界には、こんな不協和あったよね。っていうような感じ。これで音楽だって作れるかも...と、勘違いらしき錯覚も生まれる。

録音しておけばよかったのだけれど、今度是非。



以上、仕事の打ち合わせでものあったので、昨日はここまででしたが、暇を見てまた、ドラえもんに
、いや、緒方くんに相談してみようと思います。


展望は、広がるばかりです。
# by kkkr | 2012-11-14 16:21

因数分解と音楽

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数学と音楽は切っても切り離せないものがあるということは、実際に感じもするし良く聞く話でもある。『素数の音楽』という本を読んで以来、時々、そのことを考えている。高校までの数学の知識しかないので、大した考察はできないのだが、私立文系大学を受けるにあたって、選択で数学を選んだくらいなのでそこまでの数学は不得意ではなかったと思うのだが。(怪しい..)
 昨今は、素因数分解。(これは、中学3年。笑)たとえば、700という数字。素因数分解すると、2x2X5X5X7。そして、このサイトを見てしい。
http://mathlesstraveled.com/2012/10/05/factorization-diagrams
素因数分解された数字を図形にした人がいる。素数は、その数の点の円で表されている。が、700のように、多くの素数の乗数でできている数字は、綺麗な紋様となる....。素数は、完全なる個性をもつし、素因数分解できる数字は、そのそれぞれの因数の性格を内在させ、且つ、たったひとつの個性となる。たかが、数字、番号、どれもが、ただ並んでいるだけのような気がするが、それぞれが強烈な個性を持っている。どれとっても、同じものはないのだ。
 こちらは、10000までの数が、見れる。プログラマーに感謝。
 http://www.datapointed.net/visualizations/math/factorization/animated-diagrams/
ぼーっと眺めているだけで、楽しい(僕は楽しい)。円になる時の規則性(つまり素数)を見つけられる人は、ノーベル賞受賞者の可能性もある!。(笑)
 
 さて、これを見ていて、さらに空想すること。それは、なんとかこれと音を結びつけることが出来ないか、ということ。自分でルールを創って遊ぶのではなく、必然的な結びつきをもっての音。インスピレーションがこないものかと....

空想する初冬の夜です。



<追伸> 

空想することをもうひとつ。今日は、生まれてから何日目かを調べる。それを素因数分解する。その紋様を思い浮かべる。そっかあ、こんなデザインの一日なのかーと、ワクワクする。そこに、なにか、わかったら、いつか素因数分解占いをしてあげましょう。(笑)
# by kkkr | 2012-11-10 22:41 | 日常の中の特別

空想する秋の夜

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 90年代半ばだと思う。ロンドンのカムデンタウンのマーケットで買ったアンティークのランプシェード。真鍮でどっしりとしていて、多分職人さんかなんかが手元を照らすためのものではないかと思う。電球のソケットはなく、ただの飾りでしかなかった。
 布巻きの電線と、茶色のソケット、そしてコンセントを手に入れて結線。柔らかい光。電球は、もっと暗いものを用意したいな。

 前のオーナーの元で、最後にこのランプに灯りが灯った時、なにを照らしていたのだろう。そんなことを空想する秋の夜。
# by kkkr | 2012-09-25 23:34 | 日常の中の特別

ゆらゆらと


ゆらゆらと_b0060102_154995.jpg


ひとつ、ひとつのものは、それぞれに、そのものでしかない。
しかし、人は、そのひとつひとつのエレメントを、システム化して、全く違った価値のあるものを生み出す。

建築家は、木、石、金属、ガラス、プラスチック....それぞれを組み合わせることで、建築物をクリエイトする。プログラマーは、ちいさなプログラムを、組み合わせて、今や、アプリと呼ばれるようなさまざまな働きをするものを生み出す。コックは、あらゆる食材の組み合わせで、人の食物へと変える。
 音楽家は?
ひとつひとつの音は、その音そのものでしかない。そのひとつひとつを、連ねたり、重ねたり、繰り返したりすることで、音楽、物語が生まれる。そうして、聞いたものは、聞かせたものは、その物語に心を震わせる。

 人だけに与えられた才能であり、性(さが)や使命でもあり、喜びは、組み合わせること。繋げること、積み重ねること。何か別の新しい価値を生み出し、共有し、感動することなのかな。

....などと、当たり前のこと...を、ゆらゆらと思い巡らせる、今宵です。

ああ、朝のゆらゆら帝国リハ@fujirock 気持よかったな。
# by kkkr | 2012-09-18 01:45 | 日常の中の特別

Some small hope

1. Some Small Hope by Keiji Matsui and Naoko Hamasaki ( Cover/Virginia astley with David Sylvian) 5.32

 先週のことになりますが、9月8日、浜崎なおこさんの下北沢clubQUEdでのアコースティックライブにゲストで呼んで頂きました。

 彼女とは、僕がOwl、彼女がレプリカというバンドをやっていた頃に、知り合ったのですが、その時、例えるなら、ジャニスジョプリンのようなエモーションを持ち合わせた、ボーカリストだと衝撃を受けたのを覚えています。

 長い年月を経て、何度か、お互いのライブに足を運んだりしていたのだけれど、競演したのはこれが初めて。彼女は、根っからのボーカリストで、楽器を弾きながら歌うということにまだしっくりといっていないようで、ステージで見る堂々とした彼女とは、違ってとても繊細なのでした。僕などは、楽器を持たないと、おどおどしてしまうのと同じなのでしょう。解る気がします。

 しかし、当日のライブでは、そんなことはどこへやら。彼女はやはり堂々とステージに存在し、伸びやかに歌うのでした。腹が据わった人というのは、こういう人なんでしょう。

 さて、ここに上げた歌は、彼女の希望のカバー曲。バージニアアストレイという人のsome small hopeという曲。86年に、デビッドシルビアンが、デュエットした曲です。僕も、この曲が好きで、何年ぶりかに、聞いてあの頃を思い出しながら、音をとったのですが、簡単な曲のように思うも、案外、譜割やコード進行も、微妙な違いで、曲の流れが創られていて、興味深い曲でした。

 リハーサルで、とった最後のテイクが、所々危うくもありながら、お互いをリスペクトしつつ、違った場所で、違った環境で、音楽をやり続けて来たもの同士の響きがあるのかななどと、思うところです。自画自賛かもしれませんが... 。

ダウンロードも出来るので、気に入った方は、ダウンロードして聞いて下さい。

最後になりますが、足を運んで下さった方々に感謝。
そして、Queのスタッフ、他のアーティストの方々に感謝します。
そう、沖野俊太郎さんの曲かっこよかった。どこか違った場所で、また見たいですね。

 
# by kkkr | 2012-09-15 22:01 | 音楽