人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

infected dream

idream.exblog.jp

29年

29年_b0060102_1125135.jpg
29年_b0060102_113955.jpg

駅から大学への路を、白い息を吐きながら歩いていた。
後ろから追いかけて来た友人に呼び止められた。
「知ってる?ジョンレノンが撃たれたって」
あれから、29年。僕は、すでにジョンの年齢を超えた。
彼と違って僕は、森の中の一本の木にすぎないけれど、
あの頃より少しは幹を太く出来たのだろうか。
# by kkkr | 2009-12-08 01:14 | 日常の中の特別

twitter

twitter という新しい?コミュニケーションツールを使い始めました。
続くのかどうか、
はたまた、これに時間を費やされることを嘆くことになるのか...
つぶやくかどうかは、別にして、followしてみたい人、見つけられそうなので、ま、なにはともあれ始めてみようかと。んー、どうなることやら。

name= keiji matsui
id=keijiprimrose
# by kkkr | 2009-12-04 02:47

stone

stone_b0060102_2305645.jpg


重くてなかなか一人では動かせない岩のような石。
あっちから押したり、
こっちかた押したり、
眺めてみたり、
落ち込んでみたり、
イライラしてみたり、
ポジティブになって大丈夫だと言ってみたり。
動かしたい巨石は、いくつかあって、
いつかは、きっと動かせると信じていた。

なんとなく今日、一斉にその石が少し揺れたような気がする。
動く時は、そんなものだ。一斉に、ごろん!と動くんだ。
もう少し、あきらめないで、超能力だって使うぞ。
ゴロゴロ転がり始めるまで。

写真/井の頭公園
# by kkkr | 2009-12-02 02:31 | 日常の中の特別

花のことと、ライブ、そして...

花のことと、ライブ、そして..._b0060102_2543540.jpg


<写真>

花が好きになった。
以前は、切り花はなんとなく残酷なようで、好きではなかったんだけれど。
花は、その美しい姿と香りで、誰か(人間だけじゃなく)を楽しませることを喜びとしているかも。と思った時に愛おしくなった。
 このバラは、来る前にバラ園に行って来たという方に戴いた。そのちょっとした優しさ。目に見えない、人の想いというものを花という生き物が具現化してくれているよう。だから、その想いを大切に。毎日、水を変えたり、スプレーしてあげたり...。自分で買って来ることも多くなったのだけれど、お花を戴くことは素敵ですね。


<ライブのお知らせ>

今週、木曜、advantage lucyのライブで、1曲、ウッドベースを弾きます。
もう何年前になるだろう。彼らのアルバムで参加させてもらった曲を演奏します。
 このイベントは、advantage lucyや、vassalo crab 75などに在籍した、ギターリストの福村君追悼イベント。2003年、僕は、vassaloのアルバムをプロデュースさせてもらってたのですが、音が出来上がった直後に、彼は持病の発作によって他界。ご家族、バンドメンバー、友人やファンの人達の悲しみはとても大きいものだったけれど、同時に大きな感謝を感じた。そんな仲間が、今年も集まって、そしてきっと福村君も天から舞い降りてきて音が発せられる。僕も、参加できて嬉しい。追悼イベントだけど、毎年、幸せ一杯の宴になるんですよ。福村君を知らなくても、是非、遊びに来て下さい。

「胸キュン☆アルペジオ vol.6福村貴行君の7回忌」
2009年11月26日(木) 
下北沢 CLUB Que
出演/VASALLO CRAB 75 / . advantage Lucy ..and 胸キュンフレンズ

開場 / 開演 18:30/19:30
前売 / 当日 2,300/2,500(DRINK別)
お問合せ:CLUB Que 03-3412-9979

http://www006.upp.so-net.ne.jp/advantageLucy/
http://vasallocrab75.jp/

予約は、
kgm(at)jcom.home.ne.jp  (at)を@に変えて...
まで、メッセージを。



そして、そして、

<-hiro-a-keyのアルバムが発売されました!>

そう、去年の冬から、録音とか、ライブで楽しませてもらっている、
Hiro-a-keyが初のアルバムを発表しました。
このうち、1曲で、ウッドベースで参加。2曲の録音とミックスを担当。
もちろん、僕のecho and cloud (studio)で。

http://hiro-a-key.com/

渋谷のHMVには、かなり展開されているみたい。
通りかかったら、是非視聴、そして気に入ったら買ってあげてください。
よろしくです!
# by kkkr | 2009-11-21 03:00 | 日常の中の特別

「僕のためにピアノを弾いてもらえないか?」

「僕のためにピアノを弾いてもらえないか?」_b0060102_1393178.jpg

「僕のためにピアノを弾いてもらえないか?」と電話した。

 なかなか、出口を見つけることが出来ない、the primroseの作品。いつだって、出口から出ることは出来そうにないのに、そこから出ることを躊躇して、さて、何年たったのだろう。発表するといいつつ、実行しない僕の新しい作品発表を今になっても、待っていてくれる人はいるのだろうかと思いながら、時々、心待ちにしていてくれる人がいることを知って、感謝すると同時に勇気づけられる。

 ほぼ出来上がった状態でストックされている作品たちの数々。それらと向き合う時、そのひとつひとつの重みは、これまでの曲よりずっとずっと重いものになっている。その曲が出来た時の想いや奇跡のようなものも、その後に積み重ねられたその曲への歴史も、日が経てば立つほど、大きなものに。これまでとは違った育まれ方をしたからだろうか、いつまでたっても、そのまま、出す気になれずにいた。こんなに大切だからこそ、最後に仕上げに特別な調味料を探し求めている...そんな感じなのです。

 w.o.yという曲。マイスペース(http://www.myspace.com/kgprimrose)にもアップしてもいるのだけれど、2005年11月にベーシックを録音している。4年の月日を経て、先日、ピアノの前に座り、湧き出る音を探した。ピアノの音が気持ちよくて溢れ出る。が...弾けない。僕のテクニックじゃとても弾けない...と。そんな時、ふと頭に過った人がいた。森君。
 
 音楽で生きて行く事を夢をして生きていた頃を終え、実際に音楽で生きていこうと手探りをし始めた頃に、ほんの短い間だったけれど、一緒にバンドで音を出した仲間のひとり、森俊之というミュージシャン。僕が、大学生で、彼が、まだ高校生だった。彼の、鍵盤への向かい方、鍵盤へ指を落す時のその軌跡は本当に美しかった。
 東京に出て来て、井の頭公園で歌っていた時、偶然再会。そして、2度目の再会は、彼のバンドThe SUN PAULOとのclub Asiaでの対バン。それから、何年たったのだろう。

 きっと彼なら、この曲に、大切にひとつひとつの音を落してくれると...。
プロデューサー、キーボーディストとして、スガシカオ、山崎まさよし、THE YELLOW MONKEY、椎名林檎、宇多田ヒカル...など、J_POP界での彼の活躍を知っているだけに、何日間か、躊躇しつつも、「僕のためにピアノを弾いてもらえないか?」と留守番電話に残した。そして、その夜、電話がかかって来た。「是非、やらしてくれ!」と。あの頃のままだった。嬉しかったよ。

 数日後、超多忙の中、仕事と仕事の合間の3時間という時間を見つけて来てくれた。僕の愛するピアノを弾くなり、「ええ音するなああああ」と言ってくれ、ピアノと彼の相性は相思相愛。曲を聞いてもらって、1テイク目で、心が震えた。やっぱり思っていた通りに、大切に大切に、音を落してくれる。2、3テイクほど、曲の展開などを把握してもらった後、本番。

 スピーカーに向かい、長く長く育まれたthe primroseの音の上に、彼が大切に、ひとつひとつ、落していく音に体が揺れ、心が鳴いた。

 これで、この曲は、これで大丈夫。確信を得ることが出来た。森君を始め、関わってくれた友人達に心からありがとうを。
# by kkkr | 2009-10-27 01:40 | 音楽