



一昨日、急遽決まった諏訪への日帰りの旅。
目的は、諏訪大社へのお参り。
友人のお誘いに便乗。
たまたま、諏訪大社について聞いたスピリチュアルピープルT君が、行きたいとのこと。3人で始まったこの旅が、参拝を終えるころ6人になっていた。
12時に東京を出発、そして、2時半頃秋宮に到着。
蕎麦を食したあと4社巡り。
諏訪大社は、諏訪湖を挟んで、前宮と本宮、秋宮と春宮の2カ所に位置する。
誘ってくれた友人は、新しい事業を始めるにあたって祈祷を受けにということ。
僕も、the primrroseと別に新しく始めるバンドSilent three trees(8/3初ライブ決定)もあったり、ここらでふんどしを絞め直すつもりで、ご祈祷を。
到着した、秋宮は、優しい風が、吹いていて僕らを迎えてくれたように感じた。案内してくれた方によるとここと春宮は、女性の神様だそうだ。
そして、すぐ近くにある、春宮。春から初夏まで、春宮で祀られた神が、秋から冬を秋宮で過ごすということ。そして、その移動に舟が出るということ。
ロマンティックですね。春宮は、秋宮より少し小さな社。
春宮と、その周りの街並みの中を歩いた時、まるで以前に住んでいたのかというほど懐かしい思いと、なんとなく切ないような、喜びのような...言葉では言い表せない思いが、わき上がってきた。輪廻があるとしたら、僕はこのあたりにいた事があるみたい。
シャラシャラとする光りの中、車で20分あまり、諏訪湖を右に見ながらドライブ。15年ほど前に訪れた北沢美術館(ガレなどの作品がある)の前を通り過ぎて、対岸の本宮へ。
本宮は、めずらしく、正面を向いていなかった。背景になる岩山に向かって左に、本殿がある。祈祷願いをして、待つところ、神官が神殿へと導いてくれる。神の左横に、正座をして、神官の儀式を見る。すり足で、階段を上がるにも、足を左右に上げていくのではなく、右足先行で上がって行く。仕草は、美しく、光りが、差し込み輝いていた。神前にまで、ひとりづつ進み出て正座にてお祈りを捧げる。ほとんどの日本人と同じように、特に、特定の宗教を信心するものではないけれど、こういった機会に恵まれる、神官の身のこなしなどに日本の美しさを感じることができる。また、本宮では覚えていないのだが、ご神体が、鏡というのは美しい。神は、鏡の向こう側の自分の中にいるのですよと言われているようだ。(勝手な解釈だけれど...)
本宮への参拝の後、前宮へ。
こちらは、祀られているものが、現在はなく、人もいない社だったけれど、社の裏には、大きな木が悠々と鎮座してた。
諏訪湖と大きな空。
心が、どんどん解き放たれていった。初夏のような一日。
諏訪に住む、僕の友人。そして、友人の友人が、各宮をまわるうちに合流。
最終的には6人になっていた。
みんなで、別れ際に、円陣、特別の型 六芒星(ユダヤではないですよ)を6人で作り、ぐるぐる回るという変な行為に大笑いした。
そして、諏訪を離れた。
今度は、ゆっくりと訪問したい。
いい、一日だったなあ...。