
本年度、初頭、音楽、音響を担当させて頂いた、東京スカイツリータウンキャンパスがメディア芸術祭、エンターテインメント部門、審査委員会推薦作品に選ばれました。
furoの野村緑さんの元、
緒方壽人さん(クリエイティブディレクション)が指揮をとり、
METAPHOR Inc.さん(グラフィック、ウェブデザイン)、
齋藤岳郎(3DCG)さん、くんカンパニーさん(展示什器)と共に、数ヶ月に渡り、楽しくも厳しくもあった製作期間を共に共有できたことを、改めて幸せに思います。
特に、緒方壽人さんとは、スタジオをシェアしていたことも幸いし、濃密なやり取りをしながら、どこにもないものを創るために、何度も何度もアイデアを練り、テクノロジーを使った表現の可能性についてのたくさんの情報やアイデアを教えて頂き、ディスカッションをし、それを元に創造することを共にした感があります。実現のために、音響設備の設計から、音楽制作まで全てを担当させて戴きけたこと、音で世界を創ることにおいて設備までも自由に設計出来るというようなことは、音楽家にとってとても幸せなことです。時間がどんどん過ぎて行くなか、どんどんと膨らむアイデアを膨らませる(さらに自分たちの首を絞めることになる)ことを続け、オープン直前の緒方さんの疲労困憊ぶりは、今では笑い話になるくらい酷かったです。人のことは言えませんが。(笑)
このプロジェクトに関わった全ての人が、それぞれの立場で、最高のものをという姿勢だったこと、その中の一人でいられたことに感謝します。そして、まだ見ぬ完成形を信じて、いつも笑顔で全体を取り仕切って下さったfuROの野村さんに多大な感謝を。
スカイツリーに行かれる方は、是非、
東京スカイツリータウン(R) ソラマチ8Fへ足を運んで下さい。