ある日、コントラバスの側面と裏麺の接着面が、パコン!と言って剥がれた。

多分、魂柱というのが、表と裏板の間(駒近く裏面)に立っているのだけれど、温度や湿気でその圧力に負けて剥がれたのだと推測。実は、前にも同じ場所が剥がれて、なんと木工用ボンドで接着してしまったのでした。
さて、

この美味しそうなつぶつぶは、コーヒー用のシュガーではありません。ましてや、危険なあれでもありません。ニカワ。なんと牛の革から作られているもので、古くから木工用の接着材として使われているとのこと。熱を加えることで、再度はがす事が出来るということで、バイオリンなど弦楽器の接着は、このニカワで接着されているとのことです。
60度のお湯と同量のニカワを、60度に保ちながら、溶かして練っていく。僕の場合は、鍋に60度のお湯を入れ、別の容器にニカワ溶液を作り、そこで暖めながら...でした。出来たシロップ状のニカワを筆にて、塗り、車のスプリングを縮める時に使うスプリングコンプレッサーも登場させて、表裏側面を圧着。こんなんでいいのだろうか...。
ちゃんと、接着されていることを祈り、今夜は、こんな姿で....。
ん?なんかかっこいい?