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infected dream

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カテゴリ:日常の中の特別( 71 )

因数分解と音楽

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数学と音楽は切っても切り離せないものがあるということは、実際に感じもするし良く聞く話でもある。『素数の音楽』という本を読んで以来、時々、そのことを考えている。高校までの数学の知識しかないので、大した考察はできないのだが、私立文系大学を受けるにあたって、選択で数学を選んだくらいなのでそこまでの数学は不得意ではなかったと思うのだが。(怪しい..)
 昨今は、素因数分解。(これは、中学3年。笑)たとえば、700という数字。素因数分解すると、2x2X5X5X7。そして、このサイトを見てしい。
http://mathlesstraveled.com/2012/10/05/factorization-diagrams
素因数分解された数字を図形にした人がいる。素数は、その数の点の円で表されている。が、700のように、多くの素数の乗数でできている数字は、綺麗な紋様となる....。素数は、完全なる個性をもつし、素因数分解できる数字は、そのそれぞれの因数の性格を内在させ、且つ、たったひとつの個性となる。たかが、数字、番号、どれもが、ただ並んでいるだけのような気がするが、それぞれが強烈な個性を持っている。どれとっても、同じものはないのだ。
 こちらは、10000までの数が、見れる。プログラマーに感謝。
 http://www.datapointed.net/visualizations/math/factorization/animated-diagrams/
ぼーっと眺めているだけで、楽しい(僕は楽しい)。円になる時の規則性(つまり素数)を見つけられる人は、ノーベル賞受賞者の可能性もある!。(笑)
 
 さて、これを見ていて、さらに空想すること。それは、なんとかこれと音を結びつけることが出来ないか、ということ。自分でルールを創って遊ぶのではなく、必然的な結びつきをもっての音。インスピレーションがこないものかと....

空想する初冬の夜です。



<追伸> 

空想することをもうひとつ。今日は、生まれてから何日目かを調べる。それを素因数分解する。その紋様を思い浮かべる。そっかあ、こんなデザインの一日なのかーと、ワクワクする。そこに、なにか、わかったら、いつか素因数分解占いをしてあげましょう。(笑)
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by kkkr | 2012-11-10 22:41 | 日常の中の特別

空想する秋の夜

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 90年代半ばだと思う。ロンドンのカムデンタウンのマーケットで買ったアンティークのランプシェード。真鍮でどっしりとしていて、多分職人さんかなんかが手元を照らすためのものではないかと思う。電球のソケットはなく、ただの飾りでしかなかった。
 布巻きの電線と、茶色のソケット、そしてコンセントを手に入れて結線。柔らかい光。電球は、もっと暗いものを用意したいな。

 前のオーナーの元で、最後にこのランプに灯りが灯った時、なにを照らしていたのだろう。そんなことを空想する秋の夜。
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by kkkr | 2012-09-25 23:34 | 日常の中の特別

ゆらゆらと


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ひとつ、ひとつのものは、それぞれに、そのものでしかない。
しかし、人は、そのひとつひとつのエレメントを、システム化して、全く違った価値のあるものを生み出す。

建築家は、木、石、金属、ガラス、プラスチック....それぞれを組み合わせることで、建築物をクリエイトする。プログラマーは、ちいさなプログラムを、組み合わせて、今や、アプリと呼ばれるようなさまざまな働きをするものを生み出す。コックは、あらゆる食材の組み合わせで、人の食物へと変える。
 音楽家は?
ひとつひとつの音は、その音そのものでしかない。そのひとつひとつを、連ねたり、重ねたり、繰り返したりすることで、音楽、物語が生まれる。そうして、聞いたものは、聞かせたものは、その物語に心を震わせる。

 人だけに与えられた才能であり、性(さが)や使命でもあり、喜びは、組み合わせること。繋げること、積み重ねること。何か別の新しい価値を生み出し、共有し、感動することなのかな。

....などと、当たり前のこと...を、ゆらゆらと思い巡らせる、今宵です。

ああ、朝のゆらゆら帝国リハ@fujirock 気持よかったな。
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by kkkr | 2012-09-18 01:45 | 日常の中の特別

東日本大震災メモリーズ

北本朝展(国立情報学研究所)さんによる、震災の記憶を振り返るための「静かに動く年表」、
それが311メモリーズの音楽を担当させて戴きました。

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『2011年3月11日を忘れないために、
私たちはどうすればいいでしょうか?
あれほど衝撃的だった震災の記憶も、日々の生活の中で、
徐々に風化していくことは避けられません。
そんな震災の記憶を振り返るための「静かに動く年表」、
それが311メモリーズ(東日本大震災メモリーズ)です。』


企画・データベース構築
北本朝展(国立情報学研究所)

UIデザイン・プログラミング
緒方壽人(ON THE FLY Inc.)

音楽 
松井敬治

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 あれから、1年と半年が過ぎました。長い春と夏、そして秋冬を越し、2012年を迎え、そしてまた夏が終わろうとしています。
 東京に暮らしている僕にとってさえ、あの日を境にして、僕から見える世界は、全く様相を変えました。あの頃の記憶をたぐるには、一日一日が、重く長く、どの出来事がどの日だったのかは、混沌としています。このサイトを眺めることで、その中の、いくつかがまた繋がることもあります。また、僕の内側から見ていたあの時の日本とは別に、外の世界、ニュースとなった出来事が並列に流れ今知る事も多くあります。そのひとつひとつの出来事にもそれぞれに、人生があり、そして今も、それぞれの今が、現れては消えてゆく。まさしく諸行無常を、このサイトは表現しているかのようでもあります。

 話はそれますが、記憶というものは、すこしずつどこかへ消えてしまいますが、自分の意思とは別にどこかの隅っこ隠れていて、ある日ひょっこりと出て来ることがあります。言葉に出来なくとも、その肌触りや、匂い、なんとも言えない感覚が蘇ることがあります。文字にすることの出来る記憶は数少なくなるけれど、そういう感覚のような記憶は体に染み入っているのかもしれません。他界した友人や親類を思う時、そういう感覚を、心の中に生きていている、と表現するのかもしれないですね。

 最後に、この曲について。3.11の直後に、ピアノに向かい、ただ心に浮かぶ音をピアノに写し取ったものです。メモのつもりでしたので、録音もマイクを適当に立てただけ。演奏も、なんとなく頼りなげで、危うい。ですが、その後、練習して弾き直してみたのですが、あの空気を再び録ることは出来ませんでした。僕が、あの瞬間に何を思っていたかは、もう思い出せませんが、あの春の桜を思い出します。これがあの時の自分の真実のように感じます。

 今も悲しみの中にいる人のことを思う時、その悲しみは時間が経てども、決して癒えることのないものだと思いますが、少しづつでも、安らぎが広がり悲しみを包むことを、ただ、祈るばかりです。

         2012年9月11日 松井敬治
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by kkkr | 2012-09-12 00:45 | 日常の中の特別

空の色



 この空は2009年。母の病気を診てもらおうと滋賀県のある病院へとロングドライブした時の映像。たまたまだけれど久々にこれを見ながら思った。震災以前と以降、空の色が変わってしまったのかもしれないと。もちろん、同じ色の空はやってこないけれども。でも、きっと自分の心の反映なんだなと思う。
 人は疑い深くなり、敵味方を作り、未来を憂い、日本は、世界は、未来はどうなってしまうんだろうと...心のどこかに不安の影を忍ばせている。

いつかまた、美しい空を見て脳天気にも、ロマンティックになれる日が来るといいな。
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by kkkr | 2012-06-08 03:38 | 日常の中の特別

分解のすすめ

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このところ、吹いていたコルネット。
当たり前だけれど、しばらくぶりに吹いたゆえ、なかなか思い通りのプレイが出来なくて、1日目はフレーズを決め、2日目にレコーディングするもだめで。3日目で、やっと、いい感じに録れた。
というわけで、またしばらく吹かないので(笑)きれいにお掃除。

しかし、このピストンバルブという仕組み。一瞬にして、管の長さを変えることが出来る。たった三つのボタンで、どうしてあんなにたくさんの音が出るのかと不思議に思う方も多いとは思いますが、3つの長さの足し算で、管の長さのバリエーションが作れること。あと、同じ長さの管で、倍音と呼ばれる、いくつかの音が、唇や、息の調整で出ることの、組み合わせで、あらゆる音程が出るわけです。

 この仕組みを考えた人には頭が下がる。この形に納まるまでには、何人ものアイデアがあったに違いない。歴史を感じるのだ。

 そして、金属加工技術にも感動する。ご存知のように、マイルスがピロピロピロと早いパッセージを放つ際にもついてくるくらいスムーズに動くこのバルブ(いやマイルスだけではないが...)。そして、その空気の行く手を決めるバルブに少しでも、息がもれるといい音が出ない。そう、車で言えば、古くなったエンジンは、ピストンが減ってしまって、隙間が出来てパワーが出ない。あれと同じだ。バルブオイルが程よい隙間を埋めるくらいの精密な出来で管楽器の演奏性は保証される。こういう技術にも、感動してしまう。技術にも、技術者にも。

 話はそれるが、僕は、車から、時計まで、あらゆるものを分解することが好きなのだ。もちろん、その目的は、修理であって壊すことではない。(笑)がしかし、たまには、壊してしまうこともる。分解しているうちに、『ここ...開けても大丈夫か!?なんだか、固いけど...、ええーい、行っちゃえー、.....パコ!』なんて瀬戸際があったりするのだが、その直前には、大量のアドレナリンが放出され、うまく空いた瞬間には、エンドルフィンや、ドーパミンなどが、大放出され、エクスタシー...なのである。(笑)その快感を求めて、夜な夜な分解する...いやいや。

 壊してしまった時には、うなだれ、後悔もする。が、しかし、結果はどうであれ、ものの仕組みを見る事は、感動なのである。と、慰めたりして。(笑)そこには、たくさんの智慧が、ちりばめられていて、それらを見る度に、唸ったり、にんまりしたり、感動の連続なのだ。いや本当に。

みなさん、壊れてしまった物を分解してみてはいかがでしょう。
そこには未知のものが待っているかもしれないですよ。楽しいですよ。そして、万が一、修理できたら、それはもう病み付きになりますよ。そして、なんか、分解したら、教えて下さい。

* 壊してしまっても、責任は取りませんが、一緒に、意気消沈、慰めてさしあげます。

それでは、この辺で...。

幸運を...




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今日の分解。『以前から壊れていた掃除機の先のぐるぐる回るブラシ』

いろいろ分解して、モータまでばらしちゃいました。
今日は、分解の神様が見方してくれました。
今は、ぐるぐる回っています。


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by kkkr | 2012-04-18 21:16 | 日常の中の特別

WIM WENDERS "PINA"

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ヴィム・ヴェンダース, レオス・カラックス、ジム・ジャームッシュの3人の映画監督が創った作品は、30歳前後だった僕に大きな影響を与え、今も、こころのひだを手繰っていけば、そこここに見つかる。

今日はそのうちのひとり、ヴィム・ヴェンダースの新作ピナを見た。

常々、音を出す時に思うこと。
言葉では表現出来ないことを感じ、共有するために音楽をする。ということ。

村上春樹は、言葉で表す事の出来ないことを表現するために、私は物語るのです。と。この逆説的な言い回しはさすがだ。

映画の冒頭で、ピナが言う。言葉に出来ない事をダンスで話すんだと。この瞬間から、僕の胸が開いた。そして、彼らのダンスに大いに動かされた。感想など言葉には出来ない。
あ、そうだ、これは僕にとって初の3D映画だった。3Dを楽しむための映画ではなく、映画のための3D。楽しかったな。

世の中は今、いろんなところで、言葉が河のように流れていく。
その中で、人は饒舌な文章に酔う。そして、言葉の罠にはまり、実は自由を奪われている。
言葉を越えたところにあるもの。これが、僕のキーワードだと思っている。



写真/井の頭公園
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by kkkr | 2012-04-11 03:44 | 日常の中の特別

in my window

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スタジオのコンソール前に大きな窓があって、日々ここに座っている。午後にはこの窓の中を太陽が通り過ぎる。フレームから現れる時も、消えて行く時も、毎日少しづつ場所が変わっているのを感じられる。冬の太陽は優しくて、ちらちらと木漏れ日が顔を照らす。ひとまず手を置いて、コーヒーを入れて、お気に入りの音楽を少し聞く。至福の時間。
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by kkkr | 2012-01-07 14:47 | 日常の中の特別

I wish..

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by kkkr | 2012-01-01 20:05 | 日常の中の特別

秋空

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by kkkr | 2011-09-27 18:02 | 日常の中の特別