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infected dream

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天才?なんて冗談言っていられない。

歌舞伎役者、中村勘九郎が中村勘三郎を襲名したそのドキュメントを見た。感動した言葉、場面はたくさんあれど、一番印象に残ったことをひとつだけ書き留めておこう。
 幕が開いた。襲名の挨拶。喝采。額を舞台につけるほど頭を垂れたその姿は、威風堂々としていた。美しいと思った。頭を垂れた姿をこれほど美しいと思ったことはなかった。日本人の美しさをみつけたような気がした。胸をはって顔を上げ誇らしげに振る舞ったとしてもだれも、不思議に思わないそういう場面で、日本の伝統では、感謝をし深々と頭を下げるのだ。頭を下げてさえ放つ威厳、風格。床に額をつけるほど・・・というと謝罪していることしか思い出せなかった自分が恥ずかしい。

勘九郎としての最後の舞台での最後のせりふは確か「わしは果報者じゃあ」。美しい言葉。死ぬ時、この言葉が言えたらな。
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by kkkr | 2005-03-06 04:13
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