「人間は祈る姿が最も美しい。」
戦争を体験し生涯、生と死、平和への祈りを題材に絵を描いたアーティスト。吉田堅治の言葉。
彼は愛妻を亡くした後、心の中に確かに生き続けることを知り、
”生と死は表裏ではなく共にある”ということを絵に表現したという。
7月の末に、友人が38歳の若さで他界した。彼女が19歳の時に知り合ってたくさんのステージとレコーディング、そしてプライベートでも多くの時間を共有した。
お別れの会で悲しみを共有する多くの人達と一緒に祈りを捧げた。
それぞれの心に、そしてそれぞれの彼女の姿を焼き付けるように。
信じ得ない現実を受け入れるために。
彼女との友情や愛を確認するために。
僕達は、祈りを捧げた。
永遠とは言わない。
が、きっと彼女は僕の記憶がいつかなくなる瞬間まで、
僕の心の中にも、生き続けていてくれる。
彼女を愛した、ひとりひとりの心の中に。
そして、特に、残された家族の方々の悲しみを、彼女と生きた喜びが癒し、いつか穏やかになることを願って止まない。
今は、言葉に出来ないこの想いを、祈りとともに。
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