2009年7月19日夕。
RISK というユニットが千葉ロッテマリーンズの応援歌をアレンジして試合の後、歌うということでアレンジを任せてもらい、19日はマリンスタジアムへ。
野球観戦は、数少ない父親との思い出のひとつ。小学校に入ったばかりの頃、父に連れられて巨人阪神戦を見に行って以来だ。
目に鮮やかなグリーン、ミニチュアの世界の様な選手。応援する人々の声が合わさるとこんなにも大きな声になることにも驚き、マリーンズのホームランに飛び上がり、ピッチャーの窮地にはひやひやしたり。(試合後にRISKが歌うにも、勝ってもらわないと...)うっかりと子供に戻ったような錯覚を起こした。
海風が球場中を駆け巡り、空は次第に表情を変え、茜色に染まって行く。どんな言葉だって陳腐に思えるほどの、今、ここに意識をもって存在することが奇跡のように思われるような美しい時間。
大袈裟な言い方をするなら、宇宙が出来て、この点にさえならないような一瞬を偶然にも共有する人々、生きとし生けるもの、空、風、光...を愛おしいと思った。
ありがとう。
p.s
試合は見事、マリーンズが勝利し、RISKはステージでマリーンズファンの心を掴み、大合唱。彼らのオリジナル曲でも大喝采を浴びた。